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合皮の修正は、染料では修正できません。
修正には、顔料が必要です。
実は、この修正がヒントになり革の修正へと幅が広がりました。
そして、革の修正方法が確立したのです。
この修正方法は、06年12月にDCCの会員ページに掲載したものです。
現在の修正方法とは、随分違います。
合皮の剥離の修正方法 (06年12月 DCC会員ページに掲載) |
ポリウレタン樹脂コーティングの合成皮革のジャケットにインクのシミが付いていたので
ピンキーを使用してシミ抜きを行った合皮のジャケットです。
当然、ピンキーを使用した部分が、完全に剥離してしまいました。
*合成皮革の衣類にピンキーを使用すると溶解します(念のため)
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【修正方法】
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まず、インク部分をゲルを使用して指でやさしく擦り、水道水を流しながらインク部分を洗い流しました。
*ゲルは、いちばんやさしい洗剤なので使用しました。 (念のためテストは忘れずに) 完全には落ちませんでしたが、だいぶ薄くなりました。 |
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そして、アクリル顔料で、色修正を試みました。 |
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ほとんど、わからない状態になり、上手くできたと思っていましたが… |
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日数が経ち、完全に乾くと顔料が硬くなり…
そして、修正した部分がひび割れしてしまいました。
完全に失敗です |
今回失敗した原因は、アクリル顔料が硬くなったことが原因です。
アクリル顔料がやわらかくなるように色々と検討しないといけないということです。
そして、ある方法でやわらかくする方法を思いつき実践すると…
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【完了】
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ほとんどわからない状態まで回復しました。
念のため、ヒビ割れを確認するために数日間、様子をみましたが、ひび割れは発生しませんでした。
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この修正方法は、06年12月にDCCの会員ページに掲載したものです。
※現在の修正方法とは、随分違います。
合皮の修正は、基本的に革の修正と同じです。
革の修正ができれば、合皮の修正や日焼けんどの衣類の修正など修正の幅が広がります!
DCCでは、革の修正方法や色合わせなどの練習方法を公開しています。
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