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DCC シミ抜きマニュアル

 シミがあればまず、トリオ

シミ抜き台でシミを処理する時は・・・

シミがあれば、何も考えず、まずトリオを使います。
これで、ほとんど取れます。
ただ、酸化した古いシミ(黄変)は取れませんから、黄変のシミが残れば、酸素系の漂白をします。
次の工程は、「漂白のシミ」もしくは「しつこい色素のシミ」のいずれかです。

たったこれだけです。これだけを、徹底することが基本です。


 トリオについて

水性・油性・色素のシミを、同時に処理する万能シミ抜き剤

イオン性:カチオン
基本的に全ての繊維に使用可能(アセテート・トリアセテートにも使用化)浸透性が強く、すすぎが早く、よくある油性・水性の同時処理のシミ抜き剤のように分離しません。



【トリオの使用方法】

@ トリオを少量シミ部分にぬり、ヘラ等でよくほぐします

どちらかというと、シミ抜きの上級者ほど、キチンと薬剤をなじませます。逆にシミ抜きがあまり上手じゃない方が、この工程をおろそかにしている傾向があります。

A ソノフラッシュ等を使って水ですすぎます
繊維によりスレなどが発生しやすい事があるので注意が必要。

B 乾かして終了です。
繊維によりエアーなどで目開きが発生することがあります。

トリオは、水ですすぐのが基本です。ドライ溶剤では流れません。
また、ドライ洗浄の前処理剤としては、基本的に使用できません。


落ちにくい色素のシミは、
スチームで加熱し、水ですすぎます。
染色が極めて弱い衣類には、
テストしてから使用して下さい。
 


シミ抜きの道具は、衣類に合わせて適切に使用してください。

トリオは、基本的にどんな繊維でも使えますが、
水にぬらしただけで色がでる、
ドライクリーニングしたら色がでるというような
特殊な染色にだけは、対応できません。

捺染(糊剤で生地に印刷する染色方法)の衣類で、
まれに脱色をおこす場合があります。



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