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 ピンキーの使い分け


色素系のシミがあると「すぐにピンキー」
となってしまう方が多いようですが・・・・・

確かに間違いではありませんが、そういう方に限って、
シミ抜き剤を使いこなせない方が多く、失敗が多いのです。
色素のシミ抜き

ピンキーは、色素がよく取れますので地色も取れてしまう可能性があります。
決してバンバン使うのではなく、トリオをして、それでも取れない時に、ピンキーとなります。

  *シミ抜きの上級者の方は、いきなりピンキーでも構いません。
  *キチンと見分ける力があり、
   イザと言う時は自分で色修正もできる方でないとおすすめできません。

トリオは、色素のシミにも対応しているので、結構トリオで取れます

色素系のシミだなぁ〜と思ったら、トリオをまず付け、蒸気で加熱し、水ですすいで、少しでも薄くなっているなら、もう一度、トリオを付け、蒸気で加熱します。
シミ抜き剤トリオ

この時は、一回目やった時に目安をつけ、グッと熱をかけるとかいろいろ調整します。
これで取れない時に、初めてピンキーとなります。


 ビーカーでの使用方法



ビーカーでの使用方法は、非常にキツイ処理方法です。

色素系の処理の最終兵器的に使う方法なので気軽にする方法ではありません。
ピンキーのビーカー処理

この処理方法は、非常に強力なので、染色状態や生地の状態など、十分に注意して行ってください。
アセテート・トリアセテートに加え、アクリルは使用不可。

ビーカー処理方法 ビーカー処理方法
@ 上記のビーカー3点セット用意します
(松井化学さんで販売しています)
A 金網の四隅を少し折り曲げます。
(金網の下がこげるのを防ぐため)

ビーカー処理方法 ビーカー処理方法
B ピンキーを原液のままシミの部分が
つかる程度の量をビーカーに入れます
C シミの部分をピンキーにつけて電源を
入れ、加熱し数分〜30分程度つけます

ビーカー処理方法

アセテート・トリアセテート、アクリル、染色の弱い衣類には使用できません。また、ウレタン樹脂コーティングなどの衣類も溶解します。
色素を動かす薬品なので染色が弱い衣類には、テストしてから使用して下さい。


C 取れれば、水ですすいで完了 ボールペン爆発処理のこだわり劇場はこちら

マレにポリエステル系の制服や白衣などで、衣類に付着している蛍光剤が取れてしまう場合があります。(蛍光剤が取れると、黄色っぽく変色したように見えます。)
ポリエステル系の制服や白衣をビーカー処理をする場合は、目立たない所で少しテストしてから使用してください。

ビーカー処理をすると蛍光剤はすぐに取れ、ピンキーの溶液がキラキラと光ったように見えます。
ですから、めず目立たない所でビーカー処理を試してから処理を行なってください。

ピンキーの事例集はこちら

 ピンキー
シミ抜き剤 ピンキー ● 色素のシミの除去するシミ抜き剤
● イオン性 カチオン 
● 特徴:トリオで落ちない色素の除去に。浴中での色素除去にも
     使用できます。アセテート・トリアセテート使用不可
● 使用方法:原液をシミ部分にかけ、蒸気等で蒸します。



  ※この「よくわかるシミ抜き講座」で紹介しているシミ抜き剤は、
   クリーニング「こだわり劇場」で詳しく紹介しています。



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