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DCCのHPに立石君が、移染処理の判断基準というページをアップしてくれました。
立石君より「けっこう、皆さん、実際にする時、悩んでいるケースが多いようだ」と聞きましたので、「それを、悩まないようにするのが私達の仕事!」と言いましたら、そのページを作ったようです。
浴中の処理だけでなく、シミ抜きでも、判断基準が適切であることが大事だと考えています。
実際に、私がクリーニング会社にいた時は、ほとんどの処理はパートさんがしていました。
パートさん達の指導の中で一番力を入れてたのが、彼女達の中に判断基準を確立させることでした。
はじめは、一通りの手順を教えれるだけですが…
私の担当する工場のパートさんは、ほぼ毎日私と顔を合わせましたので、ほぼ毎日のように…
こういうケースの場合は、どうしたら最も効率的なのか!を、私と話合っていました。
ただシミ抜きや浴中処理をするだけでなく、どうしたらトータル的に効率をだせるのかが最大のファーカスの当て所です。
同じ会社であっても… 工場が10個以上もあったので… 直接担当しているない工場の方は、私と毎日のように判断基準の話し合いの時間が持てません。
毎日のように技術にミーティングをすると… 気づくと、パートさんが他工場の工場長より数段上の技術者になっていた…
処理が上手い人間というのは、自分の中にある種の基準というか、目安のようなものを確立しているのではないのか… と、私的に考えています。
浴中処理にしても…
どこまでピンキーで処理するのか?
いきなりハイドロで処理する場合はどんな時か?
また、どこまで強くもって行くのか?
そして、実際にやってみないと分らない場合もありますが、それでも、いつつかのパターンをある程度想定することができます。
これを、より深く、より広く捕らえられることの人間の方が、技術者としては上です。
立石君が書いているように、他の衣類からの移染と、その服自体から色が出た場合というのも、一つの目安です。
これは、あくまで参考の目安なので、他の衣類からの移染でも、いきなりハイドロを使う場合もあります。
しかし、ま、なるほど、全体的には、立石君が書いたような基準ですネ。
私は、色の濃い薄いで決めています。
どこからが濃くて、どこから薄いのか、文字では伝え難いのですが…
移染が濃い場合は、まずピンキーより
移染が薄い場合、ハイドロ処理より(ピンキーを省略)
パートさんが… 「そっか、この辺の感じやったら… いきなりハイドロなんや!」と、直接教えれる方には、これができます。
というか、パートさんの中から、この「そっか… こういう場合は、こうしたらええんやネ!」と言ってもらえ、それを現実で応用して使ってもらえるようになるのが、教える側の腕の見せ所…
なかなか文字では伝えにくいですが、このブログの読者の方は、みな、それぞれの会社のリーダーの方だから、できれば自ら判断基準というのを確立して言って欲しいなぁ〜と思います。
もちろん、中には自分の内側に素晴らしい基準を確立された方もいらっしゃるでしょうが、そうでない方もいらっしゃるようなので… あえて、この投稿をさせていただきました。
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