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今日は、還元漂白について…
私は、還元漂白は、ハイドロサルファイトを使用しています。
以前は、三品などを使っていたそうですが、私自身は三品は使用したことがありません。
還元漂白は、地色を壊す場合が多いので、酸素系の漂白剤以上に気をつけなければいけません。
酸素系の漂白剤は、黄ばみ・黄変に適しているのに対し…
還元漂白は、色を抜く時に使うイメージですネ! (ザックリと、ですが…)
ただ、ワインや、紅茶、コーヒーの色は、酸素系の漂白の方がとれますが…
還元漂白は、酸素系の漂白をある程度つかいこなしてからする処理です。
ですから、誰でも彼でも使うのはお勧めしません。
以前、私がいたクリーニング会社でも、ある一定の腕前になってはじめて、「ハイドロを使っていいヨ!」と許可を得たスタッフだけが使えるようにしてました。
でないと… シミ抜き事故が多くなります。
ある一定の腕前とは、酸素系漂白をある程度使いこなした場合ですが…
地色の壊れ具合をキチンと観察でき、シミ抜き事故を最小限にコントロールでるようようになったレベルです。
酸素系の漂白で失敗を頻繁に起こす方は、まだハイドロは使わない方がいいでしょう。
というか、そのレベルの方は、ムリにハイドロを使わなくても、それまでのシミ抜きをシッカリやる方が、トータル的にいいシミ抜きができるからです。
ダントツ差がつくクリーニングこだわりブログでも、あまり還元漂白のことに触れなかったのは、こだわるポイントは、還元漂白ではなく、酸素系の漂白までをシッカリとすることが大事だからです。
私の体験では、酸素系の漂白剤を使いこなすと… 自然と、還元漂白ができるようになります。なので、厳密には、レクチャー不要なのです。
酸素系の漂白で地色の微妙な変化を認知し、それをコントロールできれば、あとは、どんな薬剤を使ってもいいのです。自由に使えるはずです。逆にいうと、どんな薬剤も自由に使えないレベルのであれば、私が意味している酸素系の漂白剤を使いこなしていない…
この辺りは、強調してもしすぎることないほど重要な点です。
このDCCのブログに、ハイドロの使い方を紹介したからと言って、ムリに使わないで下さい。
酸素系の漂白剤を使いこなせれば、自然とできます。ハイドロの方がコントロールし難いので、酸素系の漂白剤で地色の変化をキチンとつかんでください。これが上達への早道です。
ただ、そうですね… ハイドロを浴中で使う場合を、以前のブログでチラッと書いた記憶があるのですが、浴中でハイドロを薄く使う場合は、ここまで、神経質にならなくてもいいです。
私が説明する濃度で使う場合は、かなりの安全ですから…
今日は、還元漂白の前置きですが… 皆さんが、部下や後輩に指導する時も、この前置きを参考にしてください。
そして、ムリに還元漂白を使うより、まず、酸素系の漂白剤までのシミ抜きを徹底してマスターさせることに、重点を置いてあげてください。
還元漂白を使う場合… 色を抜くイメージと書きましたが…
色素がある=いきなり、還元漂白ではありません。
先にかならず、トリオ、ピンキーなどで処理をして、可能な限り色素を薄くしてください。
確かに、いきなり還元漂白から処理をする場合がありますが、その時は、色がかなり薄いケースです。
また、詳細に書きますが、とにかく濃い色素にいきなり、還元漂白を使わないで下さいネ!
私は、還元漂白は、ハイドロを使用していますが… ロンガリットを使ってもいいでしょうネ!
また、レジュラン?だったと思うけど、歯磨き粉のチューブに入った練り物を使ってもいいでしょう。
私がハイドロを使うのは、シミ抜き台でも浴中でも使えるし、使用量でコントロールするので、別に他の還元剤を必要としなかったからです。
ブランキッドは、確かハイドロの高級品、スイマセン、使ったことないです。
三品も先輩に聞いただけで使ったことがないです。
三品は、酸性亜硫酸ソーダをベースに亜鉛をまぜまぜして、氷酢酸を加えるモノだけど…
あ、イエローゴーを使ってい人もいたなぁ〜
う〜ん、でも、ハイドロで十分じゃないのかなぁ〜と、私は、思っています。
体験やテストでいろいろ使ってみることはいいですが、最終的には一つに絞って使ってくださいネ!
酸素系漂白剤が強弱をつけて処理したように、還元漂白でも、強弱をつけたり、放置のテクニックを使ったり… と、様々なことをします。
薬剤が違うので実際にやることは違いますが、応用のやり方は、酸素系の漂白剤とソックリです。
これから、解説していきますので、皆さんに適した部分を、上手く採用して行ってください。ムリはやめてネ!
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