|
|
「シミ抜きのルール」 2007/5/25
こんにちは山崎です。
掲示板を見ていると… シミ抜き剤の知識が整理できていない方がいらっしゃいますネ。
あまりの基礎的なことになってしまうので、大部分の方には申し訳ないですが、掲示板の書き方から、基礎があまりにも分かってないなぁ〜という方もいらっしゃいます。
ただ、ヤミクモにシミ抜きしても… それじゃぁ、ねぇ〜
シミ抜きって… ヤミクモに、【A】というシミ抜き剤で取れなかったら、次は【B】というシミ抜き剤を掛ける… そういうやり方をしていると、あまり上手くなりません。
シミ抜き剤を使うにしても、ある程度のルールというか法則性がないと…
ここがぐちゃぐちゃな方は、シミ抜きを深く深く掘り下げていく事ができません。
DCCの会員にせっかくなったのだから、一つの処理方法にとらわれず、体系だったものを学ばないと損です。 でないと、後から来たものに追い抜かれます。
シミ抜き剤は、使用する順番もあります。
例えば、仮に【A】→【B】→【C】という順番だとしましょう。
基本的に、【B】→【C】→【A】は、あまりありません。(やり損じた場合は別です)
また、【A】をとばして、【B】→【C】もある時もあります。
でも、これも、法則性があって、ヤミクモに飛ばしている訳ではないです。
シミ抜き剤の数もそうです。
ヤミクモにたくさんあっても意味がないです。重複する働きのモノを数多くもっていても、意味がないのです。
たくさんの数のシミ抜き剤を持っていることは、自慢でもなんでもないです。それらを使いこなせていないなら、むしろ、私はやや軽蔑の眼差しで見てしまします。
シミ抜きの先生方によく見受けられる傾向です。一つ一つの薬剤の使い方を質問してみてくだい。個別の対処方法しか出てきません。全体を体系だって見る能力がないのです。
絞り込んだ薬剤を適切に使うほうがトータル的に効率がいいはずです。
松井さんと私で相談して、シミ抜き剤を絞り込んだ意味がピンと来ていない方がいますが… 結局、遠回りしているだけです。
どのシミ抜き剤をチョイスするのか、ここにも法則性があります。ヤミクモにたくさんでは… どうです、使いこなせていますか?
どれぐらいの程度、強さで使うかもポイントです。
下手な人は、ここがダメです。
【A】のシミ抜き剤なら、これを、どのように使うか、それで変わってきます。
よく馴染ます、ヘラなどで圧力を掛ける、加熱するなどで、またシミの取れ方が変わってきます。
【B】や【C】など、それぞれのシミ抜き剤についても同様です。
どのように使うかも、法則性があります。
ヤミクモに【A】を使えばいいってもんじゃありません。
その状況に応じて、【A】でもいろいろ使い分けないと…
時間と効率も考慮して
時折、時間を掛けた事を誇らしげに言っている方がいますが… ただ、ドンくさいだけかもしれません。
特に個人店さんの方は、スピードが私からみると異常に遅い場合があります。「自分は高度なシミ抜きをしているから時間がかかってしょうがないんだ…」というのは自分を正当化しているだけで、やはりドンくさいでしょう。
同じシミでも、手際よく、スピーディーにとったものがより上手いのです。
●●●での改善を期待しています。
シミ抜き結果がすべて
シミ抜きをすれば、ある程度は地色がハゲる時もあります。しかし、稀に、どうやったら、こんなヒドイ失敗ができるのだろう?と感じる方も稀にいらっしゃいます。
上手くなれば、なるほど… 地色がハゲると言っても、最小限です。
また、取れないシミが多いのも… 厄介です。
上記、ピンと来ない方は、なんどもかつてのブログなどを読み返して!
シミ抜きの法則性は、幾つかの要素からなりたっています。その掛け算が、キチンと肚の中に納まってないと…
ぜひ、自信のない方は、ご自分でノートに整理してみてください。
「ああ、シミ抜きの体系って美しいなぁ〜」と感じるポイントがきっと、見つかるはずです。
それから、基礎が分かっていないことについて、今日は書きましたが…
だからと言って、遠慮なくこのブログへのコメントや、掲示板に書き込んでください。
会員の方だけが見ているサイトです。恥をかいても、知るべきことを知らなくてもいいじゃないですか! 逆に正直に書き込んでくれるからこそ、他の方も参考になると思います。
別に、消費者(お客様)が見ている訳ではないです。ドンドン気にせず書いてください。
知ったかぶりしているより、ドンドン書かれた方がきっと参考になります。
書いてくださらないと、引っかかっているポイントが、こちらも分かりませんし…
時折、私は、立石君に「○○さんの所に、電話してフォローしてあげて」等の指示をだすことがあります。
これは書き込みがあるからその方のレベルが分かり… 私見では、こりゃ… このままだと、ある程度の技術もできないなぁ〜と感じるからです。
この場合、立石君から「一応、メールで連絡しておきました」と報告等があると、私はものすごく怒ります。
「メールでフォローして、それで技術が上がる方なら、電話をしてと言わない。あの方は、定期的に電話しないとダメ! それも、かなり手間隙かけないとダメ… このままでは、あの人は技術は伸びないヨ!」
私は、みんなが、すごいクリーニング店になって欲しいのです。
ただ、直接出向いてあげて、手取り足取り指導することが、時間的にできないので、自分たちのできることで、実践しているつもりです。
|
|
|
|
|
|
|
|
|