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「補色で色を目立たなくして!」 2007/7/16
こんにちは、山崎です。
先日、●●さんが「白地の生地で色が微かに残って悔しい」とHPに書いていました。
その●●さんのくそぅ〜のページは、こちら
確かに、一生懸命に処理をして、微かに残ると悔しいけど、時には、そんな時もあります。
そんな時は、少しでも目立たなくして出荷する方法を、紹介します。
補色(反対色)を使って、色を目立たなくする方法!
すごく初歩的なテクニックなので… なぁ〜んだと思う方も多いでしょうが…
ちなみに、やるべき処理をして、精一杯、色を薄くしてからでないと、目立たなくなどできません。
一番、分りやすいパターンを立石君がイラスト化してくれたました。
ちょっと、鎌田さんのパターンと違うかもしれないけど…
それから、以下の目立たなくさせている部分は、実際はもっと薄い色です。
あんまり薄くすると見えないので、あえて分かるレベルにしています。
@青い色が白い部分に滲み出て…
いろいろ処理したんだけど、どうしてもキワが残っちゃった…
Aこのままだと、ちょっと出荷するのに気が引けます。
なので、薄い補色(反対色)を掛け、青みを消します。
Bこのイラストで言うと、薄い赤〜オレンジをかけます。
薄い赤〜オレンジをかけると言っても、目で見て赤ぽくなったらダメですヨ!
あくまでも、薄い残った青を打ち打ち消すというか、目立たなくさせる程度の薄さです。
Cよく見ると… 薄い青を薄い赤〜オレンジで打ち消してので、完全になっている訳ではないけど… 一番最初の青く残った時よりも、かなりまっしです。
以前は、このパターンで目だたないようにすることが多かったです!
ただ、最近は、フィックスUで、色止めをして、浴中処理のハイドロなどがガンガンできるので、以前ほど使わないかも…
それでも、少しキワの部分の色が残ったという場合は、せっかくなんだから、目立たなくしてから出荷するといいですヨ!
今後の可能性として…
いい顔料が入手できると… 染料の場合は、補色(反対色)で色を打ち消し合うのだけど、顔料だと、地色と同色でカバーすることになると思います。
ま、ちょうど、そんなことを水面下では、準備して行っています。
今回、紹介したテクニックも… 「以前は染料の補色で色を打ち消すなんて事をやっていたんだって!」と、言われてしまう日もそう遠くないかもしれません。
さて、ピンと来た方は… かなりショックでしょう(笑)
それができるなら… 「ごっついことになるやんけ!」
ええ、いろんな意味で最高技術がググッと引き上げられます!
初期段階の方には関係ないですが、技術にこだわってきた方が、どうしてもできなかったことが、可能になってきますね〜。
クリーニングの特殊技術の次の状態をイメージできた私自身が、何を隠そうショックですから…
大阪のセミナーで、新たな事を紹介していきますので、お楽しみに!
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